ハイカーとマウンテンバイカーの共存①
なのでMTBトレッキング(←これについては別の機会に述べることにします)なんていうハイブリッド的なことも常でして、両方楽しんでいる者としては共存を望みます。
ですがここ最近、私がよく遊ぶ西山界隈(京都市西京区~高槻市)では不穏が漂いつつあります。中でも釈迦岳・京青の森・ポンポン山・十方山周辺ではMTBだと不快な思いをすることが多くなってきました。MTBのときは必ずハイカーに道を譲りますが(当たり前)、そのときに挨拶をしても全く無視されるし、それどころか睨んでくる人もいます。おそらく、MTBと接触或いはヒヤリ経験がある方たちだろうと思います。実際、私もハイカーでこの界隈を歩いていたときにMTBが突っ込んできた事がありました。見通しが悪いところで音がしないMTBが突然カーブの先から視界に飛び込んできたのだからビックリ(@_@;)追突しなかっただけ良かったですが、こういうことが頻繁に起これば、マウンテンバイカーに対してハイカーが不快に思うのは当然です。また、4~6台くらいで走っている人達とも遭遇したことがあります。MTBが6台くらいになるとハイカーにはかなりの威圧で、次から次へと後続車がある一定の間隔で音もせず急に視界に現れて、さすがにMTBを乗る私でも『チョット簡便してよ』って思います。走行会だか何だか知りませんが、徒党を組んで走るこれらの行為は暴走と思われても仕方ありません。ハイカーや山の所有者に悪い印象を与えるだけです。MTBにしか乗らないマウンテンバイカーだと、ハイカーの気持ちがわからないのかもしれませんが・・・。
因みに、合法的に山を自転車で走ることは、日本においてはほとんど出来ません。法律で許可されたところ(整備されたMTBコース、有料でいくつかあります)しか自転車で走れないと言っても過言ではありません。
例にあげると、
☆自然歩道
歩道だけに車両は当然通行不可です。
☆登山道・ハイキング道
登山者・ハイカーなどの山好きな人々が、山の所有者に通ることの許しを得た道です。有志やボランティア活動による団体等が整備しています。
☆送電線監視路
電力会社の許可なく走行することはできません。
☆自然公園(国立公園・国定公園など)
自然公園法に定められているので、許可なく走行することはできません。
具体的に挙げましたが、あらあら、本当に困りました(^_^;)
山を自転車で走ることが合法的にはほとんど無理であることがお分かりいただけたでしょうか。
ですから、法的に負い目のある立場であるということを理解し、山の所有者の善意で走らせてもらっているということを肝に銘じてください。謙虚な気持ちで走らせていただいている分には、今までがそうであったように大目に見ていただけるはずです。ですが、自分本位に周りの迷惑省みずでは、山の所有者も権利行使で看板を立てざるを得ないでしょう。
私が知る限り、自転車乗り入れ禁止とあるのはポンポン山です。
それから、長岡京市の浄土谷付近に「二輪車進入禁止」の看板が設置されました。二輪車なので自転車も含むというのが一般的でしょう。これ等の看板設置はもう最悪のところまできているということをマウンテンバイカーは自覚してください。
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